情報発信・啓発事業
刊行物
地域再発見BOOKS
地域再発見BOOKS~「道」の文化史 -街道が育んだ豊かな歴史-
- NO
- No.13-03
- 刊行年月
- 2013年12月
- 頒価
- 1,540円(税込)
- 在庫
- なし
【概要】
公益社団法人中国地方総合研究センターと中国電力株式会社エネルギア総合研究所は、『中国総研・地域再発見BOOKS~「道」の文化史』を刊行しました。
道は、人や獣が生きていくために、山や平野を行ったり来たりして踏み固めることによって造られてきました。本書では古代から近世に至るまでの全国の道の発達の様子を振り返り、中国地域の主な道の歴史や意義、現代における役割や見どころを紹介しています。
日本の道の歴史、道と文化、産業の発達、古代・中世・近世の交通路に触れ、中国地域における道(街道)の事例について、現代につながる街道の役割・魅力や、沿線地域での取り組み状況なども掲載しています。
【主な街道】都市と地方を結ぶ道(山陽道など)、参勤交代の道(智頭往来など)、城下町を核とした道(但馬往来など)、産業を支えた道(八橋往来など)、食文化をもたらした道(ワニの道)、歴史のうねりを伝える道(若桜街道など)、信仰の道(金毘羅往来など)。
なお、本書は中国地域の再評価や活性化に寄与することを主な目的として発行している「地域再発見BOOKS」の「①『海』の交流」、「②よみがえる建築遺産」に続く第3弾として刊行しました。「地域再発見BOOKS」は、今後も順次刊行する予定です。
【目次】
- 第1章 日本の道の歴史
- (神崎宣武、民俗学者)
- 第2章 道と文化、産業の発達
- (神崎宣武、民俗学者)
- 第3章 古代の交通路
- (中村太一、北海道教育大学釧路校教授)
- 第4章 中世の交通路
- (藤原良章、青山学院大学教授)
- 第5章 近世の交通路
- (山本光正、元国立歴史民族博物館教授)
- 第6章 中国地域の道
- 第1節 都市と地方を結ぶ道(神崎宣武、民俗学者)
- 山陽道、山陰道
- 第2節 参勤交代の道
- 智頭往来、出雲街道、浜田広島街道、萩往還
- 第3節 城下町を核とした道
- 但馬往来、若桜街道、鹿野往来、津山往来、鴨方往来、赤間関街道
- 第4節 産業を支えた道
- 八橋往来、石見銀山街道、吹屋往来、山代街道
- 第5節 食文化をもたらした道
- ワニの道
- 第6節 歴史のうねりを伝える道
- 若桜街道、萩往還、近代夜明けの道と四境戦争
- 第7節 信仰の道(神崎宣武、民俗学者)
- 信仰の道、大山道、金毘羅往来、出雲街道