情報発信・啓発事業
刊行物
地域再発見BOOKS
地域再発見BOOKS~中国地域のよみがえる建築遺産 -新たな生命を吹き込まれたレトロ建築の魅力-
- NO
- No.13-02
- 刊行年月
- 2013年5月
- 頒価
- 1,980円(税込)
- 在庫
- あり
【概要】
公益社団法人中国地方総合研究センターは、『中国総研・地域再発見BOOKS~よみがえる建築遺産』を発刊しました。
現在、私たちが目にする歴史的建造物の多くは、当時の技術の粋を集め、現代建築ではまねのできない美と技のたまものであり、長い年月の風雪を経た味わいも加わっています。高度経済成長期やバブル期のスクラップアンドビルドの大波をくぐり、いまも残るレトロ建築は近代化された都市空間においては、貴重な宝のような存在です。これら歴史的建造物を、時代のニーズに応じた用途転換と改修を図り保存していくことは、芸術文化の創造、中心市街地の活性化、商業振興の可能性をもたらします。
本書「よみがえる建築遺産」は、重要文化財や登録有形文化財をはじめとして、指定や登録を受けていなくても、歴史的、文化的価値を保持し、地域に愛される建物も含み、中国地域を代表する建築遺産の再生事例を紹介しました。再生利用を可能とすることから、明治、大正、昭和の戦前までの近代建築が主となっています。
シリーズ『中国総研・地域再発見BOOKS』は、中国地域の歴史や文化、産業、人物などをメインテーマとし、それを中国地域の強みとして生かすことで中国地域および日本の持続的発展に寄与するために、順次刊行しています。
第1弾は『「海」の交流 -古代から近世までの瀬戸内海・日本海-』、第2弾が中国地域の歴史的建造物の再生物語をつづった『よみがえる建築遺産』です。今後、街道文化を巡る『「道」の文化史』を出版する予定です。
【目次】
- 第1部 歴史的建造物の保存・活用
- (足立裕司 神戸大学教授)
- 第2部 中国地域のよみがえる建築遺産
- 岡山編
- 「倉敷アイビースクエア」
- 「ルネスホール」
- 「犬島精錬所美術館」ほか
- 広島編
- 「広島アンデルセン」
- 「恋しき」
- 「ソットスタッツィオーネ」ほか
- 山口編
- 「山口菜香亭」
- 「田中絹代ぶんか館」
- 「ヒストリア宇部」ほか
- 島根編
- 「カラコロ工房」
- 「石見銀山のなかむら館と古民家群」ほか
- 鳥取編
- 「玉川沿いの白壁土蔵群」
- 「米子市の中心市街地」
- 「五臓圓ビル」ほか