情報発信・啓発事業

刊行物

「中国地域白書」

中国地域白書2025 ナッジと地域政策

NO
-
刊行年月
2025年8月
頒価
2,200円(税込)
在庫
あり

【概要】

2025年の「白書」は、「ナッジと地域政策」がテーマです。ナッジは、2017年にノーベル経済学賞を受賞した米国の行動経済学者であるリチャード・セイラー教授が提唱した行動経済学の手法であり、人間のもつバイアスを利用し自発的に正しい行動を促すアプローチとして、国内外の政府や自治体で活用が広まっている手法です。
 本書では、ナッジを中国地域の自治体に普及させることを目的に、行動経済学の権威である大阪大学の大竹教授と青森大学の竹林教授の協力を得て、ナッジの原理とその検討方法、活用事例等について取りまとめました。また、広島県庁、岡山県庁、江津市役所と協力して各自治体の課題に対しナッジを取り入れた社会実験を行い、実際にナッジに取り組む際の検討プロセスやポイントについて整理するなど、自治体が地域政策を立案する際に有益なツールとなるナッジについて体系的にとりまとめており、中国地域の活性化に資するものと考えています。
 
『中国地域白書2025 ナッジと地域政策』概要

【目次】

序章 ナッジを普及・啓発するねらい
1. 地域課題の解決手法の必要性
2. 地域課題解決手法としてのナッジの可能性
第1章 ナッジと自治体 (大阪大学感染症総合教育研究拠点 大竹文雄特任教授 寄稿)
1. はじめに
2.行動経済学
3.ナッジとスラッジ
4. ナッジの設計
5. ナッジのチェックリスト
6. ナッジに対する批判
7. ナッジの実例と効果
8. おわりに
第2章 ナッジの活用実態
第1節 国内外のナッジ活用事例
第2節 中国地域自治体の現状
第3節 ナッジ研修会の開催効果
第4節 国内のナッジユニット設置事例
第3章 ナッジの社会実験
第1節 社会実験の実施要領
第2節 移住イベントのSNS広告(広島県)
第3節 無断駐車抑制に向けたメッセージ(岡山県)
第4節 特定保健指導の利用率向上に向けた案内封筒(江津市)
第4章 ナッジを地域で活かすために
第1節 社会実験等からみえたナッジ活用の成果と課題
第2節 中国地域における今後のナッジ普及に向けて
第3節 結びに代えて
寄稿 ナッジの普及(公的機関・民間企業)(青森大学 竹林正樹客員教授 寄稿)
1. ナッジの基礎知識
2.ナッジの普及(公的機関)
3.ナッジの普及(民間企業)
4. 日本の特殊性
5. 中国地域でのナッジ普及に向けて(提言)

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