情報発信・啓発事業
刊行物
季刊「中国創研」
中国地域創造研究センター 定期講演会 人を呼び込むまちづくり
- NO
- No.105
- 刊行年月
- 2025年1月
- 頒価
- 1,320円(税込)
- 在庫
- あり
【概要】
公益財団法人中国地域創造研究センターでは、中国地域の地域振興および産業活性化を目的として、地域の経済・社会の活性化に繋がる様々な話題提供や最先端技術などを紹介する「中国創研 定期講演会」を開催しています。
中国地域は1996年以降「転出者数」が「転入者数」を上回る「転出超過」が続き、新型コロナがまん延した2020年に一時的に縮小したものの、それ以降は再び拡大傾向がみられます。とりわけ地域の未来を担う若年人口の流出が問題となっています。
このような人口流出に対し、各自治体でさまざまな施策が展開されるとともに、当センターでも『中国地域白書2023』において、地域出身者に大規模な意識調査を実施し、「進学」「就業」「結婚」時の希望と地域選択の関係把握、それらに影響を及ぼす地域特性の要因分析を行うなどの研究・提言活動に取り組んできました。
そこで2024年10月に開催した講演会では、「人を呼び込むまちづくり」をテーマとし、当センターの研究成果を報告するとともに、人口減少・流出のもと芸術・文化をはじめとする地域資源を活かし、新たな魅力や価値の創造に注力する全国・中国地域の識者を招き、ご講演いただきました。
参加者からも「人口減少・流出に対し、まちの価値向上に向けて最前線で取り組み、成果を上げている講演者の発言には説得力がある」「芸術・文化のコンテンツが地域の活性化に必要だと改めて認識した」などの声が寄せられました。
そのため今号では「『戻って来たくなる』そして『生きている』まち(地域社会)の姿」をご理解いただくため、講演会の内容を取りまとめることといたしました。今号が、皆さまが今後の取り組みを進める一助となれば幸いです。
【目次】
- 調査報告「ポストコロナ時代の都市機能のあり方 - 岡山都市圏におけるひとを惹きつけるまちの価値 -」
- 吉田 実
公益財団法人中国地域創造研究センター 調査・研究部 地域づくりグループ長、主席研究員 - 講演1 「戻って来たくなる町を創る」
- 平田オリザ
兵庫県公立大学法人 芸術文化観光専門職大学 学長 - 講演2 「まちが『生きている』ということ」
- 大原あかね
公益財団法人大原芸術財団 代表理事