情報発信・啓発事業

刊行物

季刊「中国創研」

研究員論考集

NO
No.102
刊行年月
2024年2月
頒価
1,320円(税込)
在庫
あり

【概要】

当研究センターでは「季刊 中国創研」において年1回、研究員の研究成果発表・情報発信を目的に「研究員論考集」を発行しています。今号では調査・研究部所属の研究員による4本の論考を集めました。いずれも各研究員が専門的に取り組んできたテーマであり、それぞれ各研究員による特定テーマの継続的な研究成果として位置付けられるものです。
 1本目は、地域づくりグループ・主席研究員の宮本 茂による「地域コミュニティの現在地(広島市の実態調査から見えてくるもの)」です。この論考では、当研究センターが広島市より受託した、「広島市町内会・自治会等実態調査」の結果をもとに、市民の地域コミュニティ離れの現状を町内会、地域団体、市民の各立場から多面的に解説するとともに地域コミュニティ活性化に向けた方向性を示唆しています。
 2本目は、経済・社会システムグループ・主席研究員の本郷 満による「高次都市機能拠点都市の立地動向」です。この論考では、高次都市機能について中枢都市機能とそれ以外の中核都市機に分類のうえ、経済センサスの事業所従業者数データに基づいて、全国・中国地方における高次都市機能拠点都市立地の現状・変化について機能階層別・機能分野別に詳細な分析を行いました。
 3本目は、経済・社会システムグループ・主任研究員の森岡隆司による「年次データで見る中国地域経済の概要」です。この論考は、当センター刊行の「中国地域経済の概況2023」に収録された経済・社会指標の中から経済・社会の基盤となる「人口」と今回内容を拡充した「運輸・交通」を中心に、データや図表をバス医し、近年の中国地域・経済社会の特徴を紹介しています。
 最後は、経済・社会システムグループ・主任研究員の石岡孝治郎による「中国地域における地域医療の現状・課題~医療関連統計データを中心に~」です。この論考では、超高齢社会の進展、さらに近年のコロナ禍の影響を含め、適切かつ必要な医療サービスを受けることが難しくなっている中国地域における医療の現状と課題について主に統計データをもとに概観しています。
 「研究員論考集」は、研究員が専門性・主体性を発揮し、様々な視点から中国地域の姿を捉えることを狙いとしています。「地域コミュニティ」「高次都市機能」「地域経済動向」「地域医療」を取り上げた今号が、多少なりとも中国地域の産業振興や地域活性化の参考となれば幸いです。

【目次】

地域コミュニティの現在地(広島市の実態調査から見えてくるもの)
宮本 茂
中国創研 調査・研究部 地域づくりグループ 主席研究員
高次都市機能拠点都市の立地動向
本郷 満
中国創研 調査・研究部 経済・社会システムグループ 主席研究員
年次データで見る中国地域経済の概要
森岡隆司
中国創研 調査・研究部 経済・社会システムグループ 主任研究員
中国地域における地域医療の現状・課題~医療関連統計データを中心に~
石岡孝治郎
中国創研 調査・研究部 経済・社会システムグループ 主任研究員

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