情報発信・啓発事業
刊行物
季刊「中国創研」
地域産業発展史-岡山県編- 概要版
- NO
- No.91
- 刊行年月
- 2020年6月
- 頒価
- 1,320円(税込)
- 在庫
- あり
【概要】
中国地方の各県は、それぞれ異なる産業構造、異なる企業・工場の集積があり、そのことが社会・経済に大きな影響を与えています。このような現在の産業構造にかかわる調査・分析は数多くみられ、産業構造のメリット・デメリット、企業誘致の推進方策、将来展望など多方面で活用されています。しかし、現在の産業構造に対する理解をより深めるためには、産業集積がどのような経緯で進んでいったのかという歴史的な視点が重要になってくると思われます。
例えば、各県の地質、気候、風土などによる地場産業の発展とそれを起源とする企業の展開、県をまたがる特徴的な産業の集積がみられる地域の存在、県内の有力企業の発展の経緯からみた地域との関係の深さなど、産業構造の分析や今後の展望を観測するに当たって役に立つ情報が数多くあります。
このような考え方から、これまで当センターでは、中国電力株式会社と共同で中国5県の産業発展史の調査・研究を行い、その成果物を同所の許諾を得てその監修のもとで刊行してきました。
2010年12月刊行の「広島県を中心とした産業発展の歴史」(2012年3月改訂)を皮切りに、「岡山県を中心とした産業発展の歴史」(2012年3月)、「島根県を中心とした産業発展の歴史」(2013年3月、2016年6月改訂)、「山口県を中心とした産業発展の歴史」(2014年3月)、「鳥取県を中心とした産業発展の歴史」(2015年3月)を刊行し、製造業のほか農林水産業や金融・流通・運輸等を含めた各県産業の成り立ちや、主要企業の立地・発展の経緯などを紹介してきたところです。
さらに、当センターではその後も産業史に関する調査を進め、2018年6月には、「広島県を中心とした産業発展の歴史」をもとに大幅に加筆修正した「地域産業発展史 - 広島県編-」を刊行し、その概要を季刊中国総研83号にて「地域産業発展史-広島県編-概要版」(2018年3月)として取りまとめました。
今回、広島県に続き、「岡山県を中心した産業発展の歴史」を大幅に加筆修正した「地域産業発展史-岡山県編-」を発行することとなりましたので、その概要を今号の季刊中国創研91号において、「地域産業発展史-岡山県-概要版」として紹介します。
今後とも、広島県、岡山県編に引き続き、中国地方各県の地域産業発展史を取りまとめていく予定にしております。【広実】
【目次】
- Ⅰ.明治時代~大正時代
- Ⅱ.大正時代末期~昭和時代初期(第二次世界大戦期)
- Ⅲ.昭和時代(戦後復興~高度経済成長期)
- Ⅳ.昭和時代後期~平成時代(低成長時代)