情報発信・啓発事業
刊行物
季刊「中国創研」
研究員論考集
- NO
- No.88
- 刊行年月
- 2019年11月
- 頒価
- 1,320円(税込)
- 在庫
- あり
【概要】
今号は、当センター研究員の研究発表・情報発信の場とすることを目的に、研究員論考集として3人の研究員による論考を集めました。いずれも各研究員が専門的に取り組んできたテーマを取り上げており、それぞれ各研究員による特定テーマの継続的な研究成果として位置付けられるものです。
1本目は、地域づくりグループ長・主席研究員の吉田実による「エリアマネジメントによる事業者を中心とした街づくりのあり方」です。筆者はこれまで本誌において「エリアマネジメントの手法を活用した広島駅周辺地区のまちづくり」(2016年、No.74)、「公的空間を活用したまちの価値向上の可能性-大都市中心部のエリアマネジメント活動を例として-」(2016年、No.77)、「広島駅周辺地区まちづくり協議会の「これまで」と「これから」」(2019年、No.86)の3稿を寄せており、今号の論考がエリアマネジメントをテーマとする第四弾となります。
2本目は、みらい創造グループ・主任研究員の秋田紀之による「鉄道資産の活用による観光振興とまちづくり」です。筆者はこれまで本誌において「鉄道廃線跡の利用と地域振興」(2015年、No.70)、「「幻の鉄道」は地域の宝-鉄道未成線遺構を観光資源にする浜田市の取り組み-」(2016年、No.74)、「JR可部線復活への道のりとその背景」(2016年、No.77)、「三江線敷設から廃止に至る経緯と地域-鉄道敷設と利用促進に努めた地域の活動」(2017年、No.80)、「新駅設置と地域の役割-山陽本線寺家駅開設と地域の請願活動-」(2018年、No.85)の5稿を寄せており、今号の論考が鉄道資産活用をテーマとする第六弾となります。
3本目は、経済・社会システムグループ・主任研究員の広実孝による「中国地域における化学工業の発展」です。筆者はこれまで本誌において「中国地域における鉄鋼業の成立と発展」(2014年、No.67)、「中国地域における紡績業の展開」(2015年、No.73)、「中国地域における養蚕・製糸業の展開」(2016年、No.77)、「中国地域における造船業の発展」(2018年、No.85)の4稿を寄せており、今号の論考が産業別の中国地域産業発展史として第五弾となります。
研究員論考集は、研究員それぞれの専門性・主体性を尊重することで、様々な視点から中国地方の姿を捉えることを狙いとしています。3人の研究員が専門分野の論考として取りまとめた今号と、これまでのシリーズ論考を通読いただくことで、それぞれのテーマについてさらに理解を深めていただくことができれば幸いです。【本郷】
【目次】
- エリアマネジメントによる事業者を中心とした街づくりのあり方 -広島駅周辺地区まちづくり協議会の取り組みを例として-
- 吉田 実
中国創研 調査・研究部 地域づくりグループ長、主席研究員 - 鉄道資産の活用による観光振興とまちづくり -廃線後の三江線資産と今福線未成線遺構の活用による地域活性化への取り組み-
- 秋田紀之
中国創研 調査・研究部 みらい創造グループ 主任研究員 - 中国地域における化学工業の発展
- 広実 孝
中国創研 調査・研究部 経済・社会システムグループ 主任研究員