研究開発・事業化支援事業

質感色感研究会

2018年度 公募

平成30年度「中国地域 質感色感研究会」の参加企業募集!

(公財)ちゅうごく産業創造センターでは、感性工学や人間工学などのアプローチ手法の普及を図り、感性に富み付加価値の高い魅力的なものづくりとサービスを実現し、中国地域の「ひとあじ違うものづくりの定着」を目指して、標記研究会を主催しております。

この度、新たに平成30年度から当研究会にご参加いただく企業を下記により募ります。

目的

当研究会は、質感や色感など感覚的であいまいな部分を科学的に計測・分析して、感性に富み付加価値の高い魅力的な商品・サービスの開発を目指す企業の支援を目的とします。

この度、新たに参加する企業を募集するものです。

募集内容
  1. 追加募集する企業数: 新たに3社程度の参加を公募します。
  2. 募集期間: 平成29年12月25日(月)~平成30年2月15日(木)
  3. 平成30年度の研究会活動期間: 平成30年4月~平成31年3月
当研究会で解決が期待できる課題

当研究会では、貴社が抱える課題を、感性工学や人間工学などを専門とする大学等の研究者の支援を受けながら解決します。

  1. 質感・色感・風合い・肌触り・快適性などに優れ、感性に富む新しい商品およびサービスを開発したい。
  2. 客先から「もっと滑らかに」とか「もっとソフトに」等と注文されてから対応するのではなく、商品の質感や風合いなどを自在に操って、客先に対して全く新しい感性の商品を提案したい。
  3. 趣味性が高い商品の「作り手のこだわり」の内容を科学的に明らかにし、より一層技術の向上を図りたい。また、関連商品にその手法を展開したい。
  4. 質感、色感、風合い、肌触り、快適性などを定量化して自社製品が求める品質規格を定め、それを製造過程で定量的に維持管理したい。
  5. 顧客から得たアンケート情報(数値情報や言語情報)などを科学的に分析し、直接的には 把握の難しい顧客の嗜好傾向や特徴などを解析し、より良いサービスに繋げていきたい。
  6. 若手開発研究員の育成の場としたい。
応募の条件
  1. 基本条件

    中国地域に本社、事業所等の拠点をお持ちの企業および当センターの賛助会員企業で、自ら積極的に前記の課題を解決したいとお考えの企業です。

  2. 参加費

    参加費は無料です。研究会への参加、研究者による個別指導(個別検討会)、および研究会が主催する講演会への参加などの研究会の活動に関して参加費をいただくことはありません。

  3. 必要経費

    参加費は無料ですが、以下は参加企業負担となります。

    • 研究会参加や研究者との面会のための社員の旅費
    • アンケートや実験に伴う経費
    • 試作に伴う経費など、研究に伴う諸経費
  4. 覚書の交換

    参加いただく企業、研究者および当センターの間で、秘密保持・知的財産権に関する覚書に記名、押印していただき、それぞれで保管していただきます。


    押印者
    • 参加企業・・・秘密保持・知的財産権に関する契約権限のある方。
    • 参加研究者・・参加されるご本人に押印いただきます。
    • 当センター・・会長名で押印します。
  5. 解決したい課題の明確化・研究体制整備
    • 当研究会は、貴社で抱える課題を研究者や他の参加企業のアドバイスやサポートを基に、貴社自らが解決していただく場です。参加申込書には解決したい貴社の課題をご記入ください。(研究会開催までの間に、課題が多少変わるのは構いません。)
    • 感性に富み付加価値の高い魅力的な商品・サービスの開発には、企画、設計、研究部門だけでなく、営業、製造、品質管理などの部門との連携が大切です。掲げた課題を解決するために必要な体制を貴社内に整えてください。(掲げた課題、取り組み手法にもよりますが、負荷の3割程度はこの研究会の研究活動に割いていただけるご担当が必要です。)
活動内容
  1. 指導いただく研究者の紹介

    貴社の解決したい課題に最適と思われる研究者を紹介し、双方がその課題解決に合意できたなら、その研究者の指導の下、研究をスタートしていただきます。

  2. 年間スケジュール

  3. 企業名の開示

    当センターのホームページや会報などで、貴社がこの研究会に参加されていることを開示させていただきます。

  4. 取り組む課題およびその検討状況の参加メンバーへの開示

    参加申込書に記載いただいた貴社からの参加者氏名・所属名・役職名および、貴社の「解決したい課題」、「解決後の貴社の状況」などを参加研究者や参加企業に開示します。また、研究会においては課題の検討状況を参加研究者や参加企業に対して開示していただきます。

  5. 研究会の開催

    平成30年度は6回程度の研究会を開催し、この内1回は感性領域に関する講演を伴う研究会を公開で開催する予定です。この内3回程度、研究会にて貴社の発表をお願いします。まず初回発表では、貴社の抱える「質感」や「色感」などに関わる課題と取組計画を紹介していただき、2回目以降の発表では、その時点での研究進捗状況を発表していただきます。

  6. 研究会でのアドバイス

    貴社の発表に対して、参加されている研究者や参加企業からアドバイスをしていただきます。そして、次回の研究会発表までにどのような検討や実験などを行っていただくのかを確認します。

  7. 参加企業発表の聴講と意見交換

    貴社が発表予定の研究会はもちろんのこと、発表予定でない研究会にも可能なかぎり参加していただき、他の参加企業の発表を聞いて意見交換をお願いします。

    これまでの活動では、多様な専門の研究者からのアドバイスはもちろんですが、異業種の他企業の発表、意見交換が大変参考になったと多くの参加企業からコメントをいただきました。

    研究会では単に聴講されるだけではなく、貴社のご経験で参考になりそうなことがありましたら、他社に対して積極的にアドバイスしていただくことを期待しております。

  8. 研究成果の取りまとめ

    取り組み完了時と年度末に、取り組みの総括(解決手法、成果の概要など)をお願いします。報告の際に、開示の可否、開示できる内容について明示していただき、開示できる内容については当研究会の活動事例として紹介させていただくことがあります。

  9. 当研究会の特徴

    当研究会では研究者の指導の下に、課題解決に当たっていただきます。

    従って、当研究会は

    • 企業と研究者の出会いの場、他の企業の取り組みが聞ける場であり、
    • 企業にとっては感性工学や人間工学などの科学的なアプローチ方法を学び新たな商品・サービスを開発する場でもあります。
    • また、研究者にとっては企業のフレッシュなニーズが聞け、新しいフィールドが発掘出来る場であると考えております。

    参加企業に対しては、この研究会で学んだアプローチ方法を活用して、新商品の開発などを実現していただくことを期待していますし、参加いただいた研究者には、新しい研究テーマや 研究材料をこの研究会で見つけていただくことを期待しています。

    また、当研究会での活動をきっかけに、参加企業と研究者があるテーマの解決や商品開発に合意され、協同研究に進まれることを期待しております。

    なお、当センターでは、100万円の委託研究費を支給する「新産業創出研究会」という事業を運営しておりますし、国レベルの補助金事業(サポインなど)の管理団体を行っておりますので、企業と研究者のプロジェクトをこのような形で支援することも可能です。

参加申し込み要領

「平成30年度中国地域質感色感研究会 参加申込書」に必要事項をご記入の上、以下の宛先まで、E-mailにてご提出ください。また、お問い合わせも遠慮なくお寄せください。

(募集期間:平成29年12月25日~平成30年2月15日)※募集は締め切りました。

応募様式
平成30年度中国地域質感色感研究会 参加申込書
添付資料
守秘義務及び知的財産権に関する覚書
(公財)ちゅうごく産業創造センター 担当:産業部 益尾
TEL:082-241-9941TEL:082-241-9941 / FAX:082-240-2189
E-mail:
参加可否の審査

以下のような場合は、貴社の参加をお断り、もしくは翌年度へ延期していただくことがありますので、あらかじめご了承ください。

  1. 同業者が既に当研究会に参加しており、その同業者と貴社双方から、2社ともに参加することの了解が取れなかった場合。
  2. 貴社の取り組みたい課題が、当研究会ではサポート出来そうにない場合。
  3. 貴社の取り組み体制が研究実施に不十分であると判断した場合。
  4. 参加申し込みが多数となり、より当該研究会にふさわしいテーマを持つ企業の参加を優先したい場合。
  5. 参加可否の通知は、企業募集期間終了後、一週間以内に差し上げます。

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