情報発信・啓発事業
刊行物
季刊「中国総研」
研究員論考集

- NO
- No.80
- 刊行年月
- 2017年9月
- 頒価
- 1,320円(税込)
- 在庫
- あり
【概要】
「季刊中国総研」の新たな形態として、昨年から、特集テーマを設定しない研究員論考集の刊行を始めました。今号は、研究員論考集の第三弾として、4人の研究員による論考を集めています。最初の2本では、地方創生の重要テーマの一つである地方移住について、まず、送り出し側である首都圏の移住希望者が変化していることへの対応の必要性を指摘し、次いで、具体例を取り上げて受け入れ側における「仲介者」の役割について調査・分析しています。3本目では、これまで今福線と可部線を対象に鉄道遺産の活用を取り上げてきた筆者が、廃止間もない三江線を事例に取組経緯を踏まえ今後の課題を検討しました。最後は、わが国の工場のあるべき姿として注目されるマザー工場について、第四次産業革命下の機能変化を踏まえ強化の課題を考察したものです。
研究員論考集は、研究員それぞれの専門性・主体性を尊重することで、さまざまな視点から中国地方の姿を捉えることを狙いとしています。地方移住、鉄道遺産、マザー工場を取り上げた今号が、多少なりとも中国地域の産業振興や地域活性化の参考となれば幸いです。【本郷】
【目次】
- 首都圏から地方への人口回帰の動向と中国5県の移住相談対応について
- 公益社団法人中国地方総合研究センター 経済・社会システムユニット 主任研究員 和田周大
- 空き家活用成功事例にみる移住者受入のための「仲人」人材の必要性
- 公益社団法人中国地方総合研究センター 副総合研究リーダー、主席研究員 宮本 茂
- 三江線敷設から廃止に至る経緯と地域-鉄道敷設と利用促進に努めた地域の活動
- 公益社団法人中国地方総合研究センター みらい創造ユニット サブリーダー、主任研究員 秋田紀之
- 第四次産業革命下のマザー工場の姿
- 公益社団法人中国地方総合研究センター みらい創造ユニットリーダー、主席研究員 本郷 満